フランス①の要点とひっかけ(ソムリエ・ワインエキスパート 論点テキスト)
アプリの分野「フランス①(概論・シャンパーニュ・ブルゴーニュ・アルザス・ジュラ/サヴォワ)」にあたる11論点を、要点69本・ひっかけ49本にまとめました。
最終更新:2026年10月25日
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このページの論点
Jura(黄ワイン・藁ワイン)
Juraのvin jaune・vin de paille・Macvinの熟成と出荷、容量、収量、品種、Pupillinの表示が問われる。
要点
- vin jauneは樫樽でouillageをせず、収穫から6年後の12月15日まで熟成させ、うち60か月以上を産膜下に置く。
- Clavelinは容量約62 clで、vin jauneのmentionを持つAOCワインの瓶詰めに限られる。
- vin de paille用のぶどうは、最低6週間のパスリヤージュを行い、圧搾時の糖度が果汁1 Lあたり320 gを超え420 g未満であることが求められる。
- Macvin du Juraのmutageに使うMarc du Juraのeau-de-vieは、アルコール度52 %以上でオーク樽に14か月以上置いたものである。
- Macvin du Juraの完成品のアルコール度は、16 %以上22 %以下と定められている。
- Côtes du Juraのvin de pailleのrendementは20 hl/haで、rendement butoirも同じ20 hl/haである。
- vin jauneは、6年後の12月15日までの熟成を終えたあと、7年目の1月1日から消費者向けに出荷できる。
ひっかけ
- Pinot noirはArboisの赤・ロゼの品種で、vin de pailleの品種の4つ(chardonnay・poulsard・savagnin・trousseau)には入らない。
- Pupillinの名はAOC名に続けて記し、AOC名の前に置いたり、AOC名より大きな文字で記したりしてはならない。
- Poulsard N・trousseau N・pinot noir Nは、Côtes du Juraの白では補助品種であり、主要品種ではない。
- Macvin du Juraの出荷は収穫の翌年の9月1日からであり、1月1日・4月1日・6月1日ではない。
Savoie・Bugey・Seyssel
Savoie・Bugey・Seysselの品種と地理的名称、méthode ancestrale、泡の熟成期間・割合が問われる。
要点
- Roussette de Savoieは、altesse B単独の品種で造る白の静止ワインである。
- Vin de Savoieの地理的呼称Chignin-Bergeronは、roussanne Bで造る白ワインである。
- Bugeyの地理的名称Cerdonは、ロゼの発泡ワインで、aromatiqueなタイプに限られる。
- méthode ancestraleは、部分的に発酵したmoûtを瓶に詰め、冷却と酵母の除去で発酵を制御し、瓶内で2か月以上lies上に置く。
- Bugeyの発泡ワインは瓶内でlies上に9か月以上置き、Montagnieuを付ける発泡ワインは12か月以上置く。
- Seysselの発泡ワインのcuvéeには、molette Bのワインを75 %以上、altesse Bのワインを10 %以上入れる。
- Vin de Savoieの地理的名称Arbinは、vins tranquilles rouges(赤の静止ワイン)に限られる。
ひっかけ
- ジャケールはAbymesやApremont、シャスラはCrépyの主要品種であり、Roussette de Savoieの品種ではない。
- ジャケールは単なるChignin、グランジェはAyzeの主要品種であり、Chignin-Bergeronの品種ではない。
- Manicleの赤はpinot noir Nであり、mondeuse NはMontagnieuの赤の品種である。
- méthode ancestraleでは、liqueur de tirageの添加もliqueur d'expéditionの使用も禁じられる。
- ApremontはVin de Savoieの地理的名称で、Roussette de SavoieのFrangy・Marestel・Monterminod・Monthouxには入らない。
制度一般・Bourgogne広域
EUの産地要件、INAOの名称、Bourgogne広域AOCの品種・収量・mentionと地理的名称が問われる。
要点
- PGIワインは使用するぶどうの少なくとも85%が区域内産であることを求め、PDO(フランスのAOP)は区域内産に限られる。
- INAOはフランスのAOP/AOC・IGP制度を所管し、農業省の監督下にある公施設法人(établissement public administratif)である。
- Clos de Vougeotの主要品種はpinot noir Nで、補助品種はchardonnay B・pinot blanc B・pinot gris Gである。
- Bourgogne aligotéはaligoté B単独の品種で、rendementは72 hl/ha、天然アルコール度の下限は10%と定められている。
- AOC Bourgogneの赤の補助品種César Nは、Yonne県に限って認められ、割合は10 %以下である。
- clairetのmentionを付けられるのは、vins tranquilles rosés(ロゼの静止ワイン)である。
ひっかけ
- INAOの名称はappellation(呼称)ではなく、origine(原産地)とqualité(品質)で構成される。
- ガメイ・アリゴテ・メロン・ド・ブルゴーニュは、Clos de Vougeotの補助品種にも挙がらない。
- 77 hl/haはBourgogne aligotéのrendement butoirであり、rendementは72 hl/haである。
- Bourgogneのgamay Nを認めるのはBeaujolaisの10 cruの区画で、Côte ChalonnaiseのMercureyは含まれない。
- Bourgogne Côtes du Couchoisは赤の静止ワインに限り、Epineuilは赤とロゼ、Côte Chalonnaiseは白・赤・ロゼで範囲が異なる。
シャンパーニュ(区域・品種・収量・表示)
シャンパーニュの付記できる村・主要品種・収量・適応品種・区域の県・剪定法・村名表示が問われる。
要点
- 「grand cru」と「premier cru」の両方を付記できる村にはLe Mesnil-sur-Ogerを含む17村があり、名称に付記できる。
- 主要品種はArbane・Chardonnay・Chardonnay rose・Meunier・Petit meslier・Pinot blanc・Pinot gris・Pinot noirである。
- AOC Champagneのぶどう収量rendement(code rural D.645-7)は12 400 kg/haと定められている。
- 適応目的の品種Voltis Bは、conventionを結ぶことを条件に、経営体のencépagementの5%以下まで認められる。
- 直接圧搾で得る白・ロゼ用のvin de baseは、ぶどう160 kgあたりmoût débourbé 102リットルまでと定められている。
- 地理的区域はAisne・Aube・Haute-Marne・Marne・Seine-et-Marneの5県に広がる。
- 剪定法「Vallée de la Marne」は、meunier Nの畑に限って認められる。
ひっかけ
- Hautvillers・Pierry・Vertusは「premier cru」だけを付記できる村で、「grand cru」の語は付記できない。
- Chenin blancは主要品種に挙がらず、ロワールのVouvrayなどの代表品種として区別する。
- 15 500 kg/haはrendement butoir、19 700 kg/haは区画ごとの平均最大負荷量で、いずれもrendementではない。
- 「grand cru」「premier cru」を付記できない村の村名は、「Vigne de」または「Vignoble de」と結び付け、「Clos de」「Domaine de」などではない。
シャンパーニュ(製法・熟成・ミレジム)
シャンパーニュの熟成期間・発酵性糖・アルコール度・ティラージュの時期・ロゼの造り方・ミレジムの量が問われる。
要点
- ミレジム表示を付けられるものはティラージュ日から36か月以上の熟成を経て市場に出し、表示のないものは15か月以上である。
- 泡立ち(prise de mousse)後のワインの発酵性糖(グルコース+フルクトース)は10 g/L以下である。
- 最低天然アルコール度は9%で、ぶどうの最低糖度は果汁1 Lあたり143 gと定められている。
- 瓶内二次発酵のためのティラージュは、収穫の翌年の1月1日以降にしか行えない。
- デゴルジュマンはティラージュの日から12か月が過ぎる前には行えず、その間ワインは瓶内に途切れなく置く。
- ロゼのvin de baseは、直接圧搾、マセラシオン、セニエ、またはティラージュ前の白ワインと赤ワインのアサンブラージュで得る。
- ミレジム表示のワインの量は当該年のワイン量の80 %以下で、残りをassemblageとvin de réserveの確保に回す。
ひっかけ
- 3 g/Lは静止ワインのChablisなどの水準であり、Champagneの泡立ち後の発酵性糖は10 g/L以下である。
- 10%以上の下限はChablisなど静止ワインのAOCの別の規定であり、Champagneの最低天然アルコール度は9%である。
- 15か月はミレジムなしのワインを出荷できる最短の期間で、デゴルジュマンの12か月とは別の規定である。
- ロゼの造り方は、果皮抽出液による着色でも、セニエ法に限る規定でも、pinot noir単独に限る規定でもない。
- transvasementの例外は75 cl未満か150 cl超の瓶で売るワインに限られ、75 cl以上150 cl以下の瓶は例外にあたらない。
Chablis(格付け・仕様)
Chablis grand cruのclimat・品種・収量・区域と、最低天然アルコール度・premier cruのclimatが問われる。
要点
- Chablis grand cruのclimatはBlanchot・Bougros・Grenouilles・Les Clos・Preuses・Valmur・Vaudésirの7つである。
- Chablis grand cruの品種はシャルドネ(chardonnay B)で、AOCは白の静止ワインに限られる。
- Chablis grand cruのrendementは54 hl/haで、上限のrendement butoirは64 hl/haである。
- Chablis grand cruの収穫・醸造・熟成は、Yonne県のChablis村の領域内で行うと定められている。
- 最低天然アルコール度は、無印のChablisが10%、premier cruが10.5%、grand cruが11%と等級順に上がる。
- premier cruに分類されたclimatは40あり、17の名にまとめられる。
- Montée de Tonnerre・Chapelot・Côte de Bréchain・Pied d'Aloupは同じグループで、先頭の名を4つのclimatのワインに使える。
ひっかけ
- Fourchaumeはpremier cruのclimatであり、grand cruのclimatではない。
- 60 hl/haは無印のAOC Chablis、58 hl/haはpremier cruのrendementであり、grand cruの54 hl/haとは別の数字である。
- grand cruの区域はChablis村内であり、Irancy村やCôte-d'Or県のVougeot村は含まれない。
- Mont de Milieuは別の単独のグループで、Montée de Tonnerreの名ではなく自分の名を使う。
- 7はgrand cruのclimatの数、51はAlsace grand cruのAOCの数であり、premier cruのclimatの数は40である。
Pouilly-Fuissé・Mercurey
Pouilly-Fuisséの区域・アルコール度・熟成期限・収量と、Mercureyの色・沿革・補助品種が問われる。
要点
- Pouilly-Fuisséの区域はSaône-et-Loire県のChaintré・Fuissé・Solutré-Pouilly・Vergissonの4村である。
- 最低天然アルコール度は、Pouilly-Fuisséが11 %、premier cruが12 %(最低糖度195 g/L)で、等級が上がると下限も上がる。
- élevageの期限は、premier cruを付けないものが収穫の翌年の2月1日まで、premier cruが7月1日までである。
- rendementはpremier cruが56 hl/ha、付けないものが60 hl/haで、rendement butoirはそれぞれ62 hl/haと70 hl/haである。
- Mercureyは白と赤の静止ワインで、赤はpinot noir N、白はchardonnay Bが主要品種である。
- Mercureyは1899年にclimatの最初の分類が示され、1923年に訴訟、1936年にAOC、1943年に最初のpremier cruが認められた。
- Mercureyの赤は、主要品種のpinot noir Nに、補助品種のchardonnay Bとpinot gris Gが加わる。
ひっかけ
- Pouilly-sur-LoireはLoire川沿いの別の産地の村で、Pouilly-Fuisséの区域に入らない。
- Mercureyはロゼや発泡ワインを対象とせず、赤とロゼの静止ワインに限るのでもない。
- 最初のpremier cruのclimatが認められたのは1943年であり、1899年・1923年・1936年は別の出来事の年である。
- Gamay NはBeaujolaisの品種で、aligoté Bやpinot blanc Bとともに、Mercureyの赤の品種の一覧にない。
Alsace(VT/SGN・表示)
AlsaceのVT・SGNの品種と糖度・熟成期限、表示の規則、瓶の型、Edelzwickerとrieslingの基準が問われる。
要点
- 「vendanges tardives」「sélection de grains nobles」に添える品種名は、Gewurztraminer・Muscat・Muscat Ottonel・Pinot gris・Rieslingの5つに限られる。
- GewurztraminerとPinot grisの「sélection de grains nobles」は、最低糖度306 g/L(天然アルコール度18.2%以上)である。
- VT・SGNのワインは、収穫の翌々年の6月1日までélevageを続け、その後に市場へ出す。
- Edelzwickerの名で出すワインには、品種名(dénomination en usage)を併記できない。
- Alsaceのワインは、「Vin du Rhin」型の細長い円筒形の瓶、または仕様書が寸法比で示す同様の瓶に詰める。
- Edelzwickerは、地理的名称やlieu-ditを付けないAOC Alsaceの白の静止ワインに限って認められる。
- Rieslingを名乗るAOC Alsaceの最低糖度は160 g/L(最低天然アルコール度10 %)である。
ひっかけ
- SylvanerはAOC Alsaceの品種名として使えるが、VT・SGNに添える一覧には入らない。
- 270 g/LはGewurztraminerのVT、276 g/LはRiesling・MuscatのSGNの数字で、取り違えやすい。
- 6年後の12月15日はJuraのvin jauneの期限であり、VT・SGNは収穫の翌々年の6月1日である。
- 2つ以上の品種名の併記は禁止で、adaptation用の変種は名を表示できず、VT・SGNはミレジムの表示が義務づけられる。
- クラヴランはJuraのvin jaune専用の瓶で、ボルドー型・ブルゴーニュ型もAlsaceの基準ではない。
Crémant(仏3産地)
3産地のCrémantの品種、gamayの割合、出荷の時期、二酸化炭素の過圧が問われる。
要点
- Crémant d'Alsaceのロゼはpinot noir Nで造り、白はauxerrois・chardonnay・pinot blanc・pinot gris・pinot noir・rieslingの6品種から造る。
- Crémant de Bourgogneの白品種は、aligoté・chardonnay・melon・pinot blanc・sacyの5つである。
- Crémant de Bourgogneのcuvéeに占めるgamay Nは30 %以下で、chardonnay・pinot blanc・pinot gris・pinot noirの合計は30 %以上である。
- Crémant de Bourgogneは、瓶内でlies上に9か月以上置き、ティラージュの日から12か月が過ぎてから出荷できる。
- Crémant du Juraは、デゴルジュマン後の過圧が20 ℃で3.5気圧以上と定められている。
- Crémant du Juraの黒・灰色品種はpinot gris・pinot noir・poulsard・trousseau、白品種はchardonnay・savagninである。
ひっかけ
- Crémant d'Alsaceのロゼはpinot noir Nであり、pinot grisは白用で、gamay NとMeunier Nは一覧にない。
- sauvignon blanc・chenin blanc・savagninは、Crémant de Bourgogneの白品種の一覧になく、使えない。
- gamay Nの30 %は上限であり、下限ではない。Pinot・Chardonnay組の30 %以上とは方向が逆の規定である。
- 4気圧はCrémant d'Alsaceの下限であり、Crémant du Juraの下限は3.5気圧である。
- AligotéはCrémant du Juraの品種の一覧になく、Burgundyの白品種として区別する。
Alsace grand cru(品種・収量)
Alsace grand cruのAOCの範囲・白の収量・sylvanerと赤の可否・混植の主要品種が問われる。
要点
- Alsace grand cruの白ワインのrendementは50 hl/haで、上限のrendement butoirは60 hl/haである。
- Alsace grand cruの白の一般の品種はgewurztraminer・muscat系・pinot gris・rieslingで、sylvaner Bを加えるのはZotzenbergに限る。
- 白に加えて赤の静止ワインも認められるのは、Hengst・Kirchberg de Barr・Vorbourgの3つに限られる。
- Altenberg de Bergheimのassemblageは、riesling Bが主要品種で50 %以上70 %以下、gewurztraminerとpinot grisが各10 %以上25 %以下である。
ひっかけ
- Klevener de HeiligensteinはAOC Alsaceに付記する補完的な地理的呼称で、51のgrand cru AOCとは別枠である。
- 80 hl/haはAOC Alsace広域の白の数字で、40 hl/haは赤とSGNの数字であり、grand cruの白は50 hl/haである。
- Rangen・Hengst・Schlossbergでは、sylvaner Bで造ることは認められない。
- Gewurztraminerが60 %以上の主要品種になるのはKaefferkopfで、Altenberg de Bergheimではない。
Beaujolais(Brouilly他)
Brouillyの区域と補助品種、Moulin-à-Ventの区域とélevageの期限が問われる。
要点
- Brouillyの収穫地域は、Cercié・Charentay・Odenas・Quincié-en-Beaujolais・Saint-Etienne-la-Varenne・Saint-Lagerの6村である。
- Brouillyの主要品種はgamay Nで、補助品種はaligoté B・chardonnay B・melon Bであり、合計は各区画の15%以下とされる。
- Moulin-à-Ventの区域は、Rhône県のChénasとSaône-et-Loire県のRomanèche-Thorinsの2県にまたがる。
- Moulin-à-Ventのワインは、収穫の翌年の1月15日までélevageする。
ひっかけ
- Fleurieは別のcruの村で、aire de proximité immédiateには挙がるが、Brouillyの収穫地域ではない。
- pinot noirはBrouillyの補助品種に挙がらず、補助品種はいずれも白品種である。
- 4月1日はMercurey、7月1日はPouilly-Fuisséのpremier cruの期限であり、Moulin-à-Ventは翌年の1月15日である。
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この論点の問題は、アプリで解けます
「ワインウカール」は、ソムリエ・ワインエキスパート一次試験(CBT)の対策アプリです。論点テキストはアプリの中の「論点で学ぶ」でも読めて、各論点の問題を解いて理解を確かめられます。二次のテイスティング・三次のサービス実技は対象外です。
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作り方について
この読み物は、アプリ「ワインウカール」の収録問題の設問・正しい記述・解説をもとに、アプリ製薬が論点ごとに整理したものです。協会の教本・公式の文章の転載ではありません。 問題文・選択肢は載せていません。
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