フランス②の要点とひっかけ(ソムリエ・ワインエキスパート 論点テキスト)
アプリの分野「フランス②(ボルドー・ロワール・ローヌ・南フランス・南西地方)」にあたる11論点を、要点70本・ひっかけ45本にまとめました。
最終更新:2026年10月25日
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このページの論点
Loire西部(Muscadet他)
Muscadet・Saumur-Champigny・Quarts de Chaume・Savennièresの品種、熟成、区域、収量、収穫方法が問われる。
要点
- Muscadet Sèvre et Maineは、melon Bを単独で使う白の静止ワインである。
- Saumur-Champignyは赤の静止ワインで、主要品種はcabernet franc N、補助品種はcabernet-sauvignon Nとpineau d'Aunis Nである。
- Muscadet Sèvre et Maineは、収穫翌年の3月1日まで細かい澱の上でélevageを行い、翌年3月8日以降に出荷できる。
- Quarts de Chaumeのaire géographiqueはRochefort-sur-Loire村で、畑はtènement de Chaumeにある。
- Quarts de Chaumeのrendementは20 hl/haで、最低天然アルコール度は18%、最低糖度は果汁1 Lあたり298 gである。
- Quarts de Chaumeは、名称に「grand cru」を付記でき、地理的呼称「Val de Loire」も認められる。
- Savennièresのaire géographiqueは、Bouchemaine・La Possonnière・Savennièresの3村である。
ひっかけ
- シュナン・ブランはVouvrayやSavennières、ソーヴィニヨン・ブランはSancerreの品種であり、Muscadetの品種ではない。
- Quarts de Chaumeに、premier cru・cru classé・vendanges tardivesを付記する規定はない。
- Rochefort-sur-LoireはQuarts de Chaumeの村で、Savennièresでは特例のaire de proximité immédiateの村にあたる。
- Savennièresは手摘みで収穫機の使用が禁止されており、機械収穫を認める規定は夜間の場合も含めてない。
- 35 hl/haはSavennièresの甘口側のrendementであり、辛口・半辛口は50 hl/haである。
南ローヌ(CdP・Gigondas他)
南ローヌの収穫地域、grenache の割合、収量、Gigondas の規定、Clairette de Die の二つの製法の数字が問われる。
要点
- Châteauneuf-du-Pape の収穫地域は、Vaucluse 県の Bédarrides・Châteauneuf-du-Pape・Courthézon・Orange・Sorgues の 5 村である。
- Tavel は rosé の AOC で、grenache N・grenache blanc B・grenache gris G の合計は encépagement の 30% 超 60% 未満である。
- Châteauneuf-du-Pape は、rendement も rendement butoir も 1 ha あたり 35 hl で同じ数字である。
- Gigondas の赤・ロゼは grenache N を encépagement の 50% 以上とする。
- Gigondas の赤・ロゼの最低天然アルコール度は 12.5% で、白は 12% である。
- méthode ancestrale の Clairette de Die は muscat à petits grains B を主要品種とし、encépagement の 65% 以上を占める。
- 第二次発酵で造る Clairette de Die は clairette B 単一で、瓶内で澱と 9 か月以上接し、ガス圧は 20℃ で 3.5 気圧以上である。
ひっかけ
- Châteauneuf-du-Pape の 36 hl/ha は AOC を失う限度、42 hl/ha は râpé を造る場合の同じ限度で、rendement そのものではない。
- Gigondas の grenache N の下限 50% を、Lirac の赤・ロゼに見られる 40% と混同しない。
- 2024 年 12 月に homologué された Gigondas の仕様書は、赤のみや赤とロゼのみではなく、白・赤・ロゼの静止ワインを認める。
- Clairette de Die の澱接触 4 か月は méthode ancestrale の最低期間で、第二次発酵で造るものは 9 か月である。
- méthode ancestrale のガス圧は 3.5 気圧ではなく 3 気圧以上で、3.5 気圧は第二次発酵で造る Clairette de Die の値である。
Médoc(Pauillac他)
Médocの各AOCの区域、Pauillacの格付け・植栽密度・熟成、Saint-Estèpheの格付け数、Haut-Médocの適応品種が問われる。
要点
- Margauxのaire géographiqueは、Arsac・Labarde・Margaux-Cantenac・Soussansの4村である。
- Pauillacの仕様書が第一級として挙げるのは、1855年のラフィット・ロートシルトとラトゥール、1973年のムートン・ロートシルトである。
- Pauillacの植栽密度は1 haあたり7 000本以上で、畝間1.50 m以下、株間0.80 m以上の条件も付く。
- Pauillacの赤はélevageを収穫翌年の6月1日まで続け、消費者向けの出荷は収穫翌年の9月1日以降である。
- Saint-Estèpheの収穫・醸造・熟成は、Gironde県のSaint-Estèphe村の領域内で行う。
- 1855年のボルドー格付けは、Saint-Estèphe村の5つのcruを認めている。
- Haut-Médocの2025年版仕様書の適応品種は、arinarnoa N・castets N・marselan N・touriga nacional Nの4つである。
ひっかけ
- Ludon-Médocはaire de proximité immédiateに挙がる村で、Margauxの収穫地域ではない。
- 18はPauillac村の格付けシャトー数であり、Saint-Estèphe村の1855年の格付けの数は5である。
- Lesparre-Médoc・Bégadan・Queyracは北部のaire de proximité immédiateの村で、Haut-Médocの収穫地域ではない。
- tannat・pinot noir・syrahは、Haut-Médocの適応のための品種に挙がっていない。
右岸(St-Émilion・Pomerol)
Saint-Émilionの格付けの有効期間・手続き・区分と収量、Pomerolの畑の管理・出荷時期・収量が問われる。
要点
- Saint-Émilion grand cruの格付けは、homologationのarrêtéの公布から10年間有効である。
- 格付けは、農業大臣と消費担当大臣の共同arrêtéでhomologationされ、INAOの提案に基づく。
- 「premier grand cru classé」の区分A・Bは、ワインの知名度(notoriété)と熟成能力(aptitude au vieillissement)を考慮して付す。
- Saint-Émilion grand cruのrendementは46 hl/haで、最低天然アルコール度は11.5%と定められている。
- 「Vin de Bordeaux」を併記する場合、その文字の高さも幅もAOC名の文字の3分の2を超えてはならない。
- Pomerolの仕様書はdésherbage chimique(化学除草)を禁じ、草の管理を機械的・物理的な手段に限る。
- Pomerolの赤は収穫翌年の11月1日までélevageを続け、収穫翌年の11月15日以降に消費者向けに出荷できる。
ひっかけ
- 55 hl/haはSaint-Émilion grand cruのrendement butoirであり、基準のrendementは46 hl/haである。
- 49 hl/haはPomerolの基準のrendementで、上限のrendement butoirは60 hl/haである。
- 格付けは、INAOの単独の決定でも、ワイン商組合でも、EUの決定でもなく、共同arrêtéで承認される。
- Pomerolで禁じられるのは化学除草であり、Guyotやcordon de Royatによる剪定や、畑の縁と枕地の草生栽培ではない。
Graves・Sauternes(収量他)
Sauternes・Barsac・Pessac-Léognanの区域と、Sauternesの度数・収量、Gravesの収穫方法・呼称・収量が問われる。
要点
- Sauternesのaire géographiqueは、Barsac・Bommes・Fargues・Preignac・Sauternesの5村である。
- Pessac-Léognanの区域は、Cadaujac・Canéjan・Gradignan・Léognan・Martillac・Mérignac・Pessac・Saint-Médard-d'Eyrans・Talence・Villenave-d'Ornonの10村である。
- Sauternesの最低天然アルコール度は15%で、ぶどうの最低糖度は果汁1 Lあたり221 gである。
- Sauternesのrendementは25 hl/haで、貴腐ぶどうをtries successivesで収穫するため、収量は低く設定される。
- Gravesの残糖のある白ワインは、surmaturationのぶどうを手摘みで段階的に収穫するtries successivesで造る。
- 2025年9月版のGravesの仕様書は、残糖のある白ワインに「Graves supérieures」の呼称を付けられる期間を、2028年の収穫までと定めている。
- Gravesのrendementは赤が55 hl/ha、辛口白が58 hl/ha、残糖のある白が40 hl/haで、残糖のある白が最も低い。
ひっかけ
- Cérons はaire de proximité immédiateの村で、Sauternesの収穫地域の5村には入らない。
- Barsacの区域はBarsac村の領域内であり、Sauternesの5村やPreignac・Bommesを含まない。
- Langonは Pessac-Léognanの10村に入らず、Sauternesの仕様書では特例区域の村として挙がる。
- 12%は仕上がり後の最低アルコール度(acquis)で、天然アルコール度の下限は15%である。
- 28 hl/haはSauternesのrendement butoirであり、rendementは25 hl/haである。
Loire中央(Sancerre他)
Loire 中央・中流域の AOC ごとの使用品種、認める色と型、数値規定、収穫地域の村が問われる。
要点
- Sancerre の白は sauvignon B 単独、赤・ロゼは pinot noir N 単独と、色ごとに1品種で造る。
- Vouvray は白の静止ワインに加え、泡の mousseux と pétillant を認め、主要品種は chenin B である。
- Chinon の赤・ロゼは cabernet franc N が主要品種で、補助品種の割合は encépagement の 10% 以下である。
- Pouilly-sur-Loire は chasselas B で造る白の静止ワインで、Pouilly-Fumé の sauvignon B とは品種が異なる。
- Pouilly-Fumé の白は、最低天然アルコール度が 10.5%、最低糖度が果汁 1 L あたり 170 g と定められている。
- Montlouis-sur-Loire の aire géographique は、Lussault-sur-Loire・Montlouis-sur-Loire・Saint-Martin-le-Beau の 3 村である。
- Bourgueil は赤とロゼの静止ワインの AOC で白は対象外、主要品種は cabernet franc N である。
ひっかけ
- Chinon の補助品種は、メルローやピノ・ノワール、ガメイではなく cabernet-sauvignon N である。
- Pouilly-sur-Loire の最低天然アルコール度は 9.5%(153 g)と低く、Pouilly-Fumé の 10.5% と混同しない。
- Amboise・Véretz・La Ville-aux-Dames は収穫地域ではなく、醸造・熟成の特例を認める aire de proximité immédiate の村である。
- Montlouis の fermentation unique で禁じられるのは liqueur de tirage の添加で、冷却による発酵の制御・全房圧搾・瓶内の泡立ちは禁じられない。
南西地方(Madiran他)
Madiran・Jurançon・Gaillac・Irouléguy の品種と割合、必須の mention、段々畑の面積換算が問われる。
要点
- Madiran は赤の静止ワインの AOC で、tannat N が encépagement の 60% 以上を占める。
- Jurançon の補助品種は camaralet de Lasseube B・courbu B・petit courbu B・lauzet B で、gros manseng B は主要品種である。
- Jurançon は、辛口の条件を満たすワインに AOC 名の後ろの mention「sec」を義務として続ける。
- Gaillac の méthode ancestrale は mauzac B と mauzac rose Rs から単一発酵で造り、liqueur de tirage の添加は禁止される。
- Gaillac の赤・ロゼの主要品種は duras N・fer N・prunelard N・syrah N の 4 つで、合計は 70% 以上である。
- Irouléguy の赤の主要品種は cabernet franc N と tannat N で、主要品種の合計は encépagement の 50% 以上である。
- Irouléguy の段々畑では、植えられた株数に 1 株あたり 3 m² を掛けた面積を基に量を算出する。
ひっかけ
- Jurançon の義務の mention は sec で、vendanges tardives は条件を満たすワインに付ける任意の mention である。
- Gaillac の ancestrale の品種は mauzac 系で、len de l’el B と ondenc B は vendanges tardives、duras N と gamay N は primeur の品種である。
- Gaillac の赤の primeur は、赤の主要品種の syrah N や fer N ではなく gamay N と duras N で造る。
- gamay N・merlot N・cabernet franc N は Gaillac 赤・ロゼの主要品種ではなく、補助品種に当たる。
北ローヌ(Côte-Rôtie他)
北ローヌの AOC ごとの syrah の下限、混植の上限、収穫方法と収量の数字、村の組合せが問われる。
要点
- Côte Rôtie の地域は、Rhône 県の Ampuis・Saint-Cyr-sur-le-Rhône・Tupin-et-Semons の 3 村である。
- Côte Rôtie は syrah N を encépagement の 80% 以上とし、補助品種 viognier B は syrah の畑への混植が株数の 20% までである。
- Condrieu は viognier B 単独で造る、北ローヌの白の静止ワインの AOC である。
- Hermitage の赤は syrah N が encépagement の 85% 以上で、補助の marsanne B・roussanne B は混植が株数の 15% までである。
- Cornas の赤は syrah N 単一で、手摘みで収穫し、果房を全房のまま醸造所へ運ぶ。
- Cornas は総収量が 1 ha あたり 50 hl を超えると収穫全体が AOC を失う(perte du bénéfice)。
- Saint-Joseph の赤は syrah N が encépagement の 90% 以上を占める。
ひっかけ
- Condrieu・Chavanay・Saint-Michel-sur-Rhône は Condrieu の仕様書の村で、Côte Rôtie の村ではない。
- Condrieu の品種は、Hermitage の白の marsanne・roussanne やシャルドネではなく viognier B である。
- Cornas の 40 hl/ha は rendement、46 hl/ha は rendement butoir であり、AOC を失う限度ではない。
- syrah の畑への混植の上限は、Saint-Joseph の 10% を Hermitage の 15% や Côte-Rôtie の 20% と混同しない。
Languedoc(Fitou他)
Fitou・Boutenac・Banyuls・Saint-Chinian の品種の下限、élevage の期限、mutage の材料、mention の対象が問われる。
要点
- Fitou は carignan N と grenache N を主要品種とし、それぞれ encépagement の 20% 以上、合計は 60% 以上である。
- Boutenac は赤の静止ワインの AOC で、carignan N を encépagement の 30% 以上使う必要がある。
- Boutenac は élevage を収穫翌年の 12 月 31 日まで続け、うち 2 か月以上は瓶内で行う。
- Banyuls の mutage は、alcool neutre vinique(96% vol 以上)を発酵中の果汁に加えて発酵を止める。
- Banyuls の「hors d’âge」は、ambré または traditionnel の mention を持つ vin doux naturel に付けられる。
- Saint-Chinian の Berlou と Roquebrun の呼称は赤の静止ワインに限られ、手摘みと全房搬入が条件である。
ひっかけ
- Fitou の各主要品種の下限は 20% で、30% 以上は Boutenac の carignan N の下限である。
- 手摘みの義務は carignan N にあり、grenache N・mourvèdre N・syrah N にはこの項目の義務がない。
- 収穫翌年の 4 月 15 日は Fitou の élevage の期限で、Boutenac は収穫翌年の 12 月 31 日までである。
- 「hors d’âge」は blanc・rosé・rimage には付けられず、どの mention にも付けられるわけではない。
プロヴァンス(Bandol・Cassis)
Bandol と Cassis の地域の村、品種の割合、élevage の期間、収量の数字が問われる。
要点
- Bandol の全工程を行う地域は Var 県の 8 村で、大きな市の Toulon は含まれない。
- Bandol の赤は、mourvèdre N が encépagement の 50% 以上 95% 以下と定められる。
- Bandol の赤は、fûts または foudres(樽・大樽)で最低 18 か月の élevage を行う。
- Cassis は、rendement と rendement butoir がどちらも 1 ha あたり 45 hl で同じ値である。
ひっかけ
- Bandol の mourvèdre は、rosé の 20% 以上 95% 以下や白の clairette B の 30% 以上 95% 以下ではなく、赤は 50% 以上 95% 以下である。
- Cassis 白の marsanne B は畑で 30% 以上 80% 以下で、アサンブラージュの 20% 以上 80% 以下と混同しない。
Bordeaux広域・Entre-deux
Bordeauxのclairet、Entre-deux-Mersの色と型、Haut-Benauge、sur liesの期限が問われる。
要点
- AOC Bordeauxのmention clairetは、濃い色調のロゼ(rosé foncé)に限られる。
- 2025年版のEntre-deux-Mersの仕様書は、赤と辛口白の静止ワインを対象とする。
- Haut-Benaugeは白ワインを対象とする地理的呼称で、Escoussans・Gornac・Targonなどの各村で収穫と醸造を行う。
- Entre-deux-Mersの白は収穫年の11月15日まで澱の上でélaborationを行い、赤は収穫翌々年の1月1日以降に出荷する。
ひっかけ
- clairetは濃いロゼで、claretは淡い色調の赤であり、色調の向きが反対の語である。
- Entre-deux-Mersを白だけの産地とする古い説明は、現行の仕様書と合わない。ロゼや発泡ワインは対象外である。
- Haut-Benaugeは赤ワインにも発泡ワインにも付けられない。
- 収穫翌年の3月1日はMuscadet Sèvre et Maineのsur liesの期限で、Entre-deux-Mersの白は収穫年の11月15日である。
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この論点の問題は、アプリで解けます
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作り方について
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