イタリアの要点とひっかけ(ソムリエ・ワインエキスパート 論点テキスト)
アプリの分野「イタリア」にあたる11論点を、要点67本・ひっかけ43本にまとめました。
最終更新:2026年10月25日
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このページの論点
ピエモンテ北部の Nebbiolo
Barolo・Barbaresco の熟成と畑の規定、Nebbiolo を使う周辺 DOC・DOCG の品種比率と熟成の数字が問われる。
要点
- Barolo の通常タイプは最低 38 か月(うち木樽 18 か月)、リゼルヴァは最低 62 か月(うち木樽 18 か月)の熟成が要る。
- Barolo の区域は、Barolo・Castiglione Falletto・Serralunga d'Alba の 3 コムーネが全域で、他は一部が入る。
- Barolo の畑は標高 170 m 以上 540 m 以下で、谷底の湿った平地は除外され、新植では北向き斜面を除く。
- Barbaresco の通常タイプは最低 26 か月(うち木樽 9 か月)、リゼルヴァは最低 50 か月(うち木樽 9 か月)の熟成が要る。
- Gattinara DOCG は Nebbiolo(Spanna)を 90〜100% とし、Vespolina を最大 4%、Uva Rara との合計を 10% までとする。
- Bramaterra DOC は Nebbiolo(Spanna)を 50〜80% とし、Croatina を 30% まで加えるのが特徴である。
- Roero DOCG は、赤の Nebbiolo も白の Arneis も主体品種を最低 95% とする。
ひっかけ
- Barolo は DOC を経ずに DOCG になったのではなく、DPR 1966 年に DOC、1980 年に DOCG と昇格した。
- 最低総アルコール度数は Barolo が 13.00% vol、Barbaresco が 12.50% vol で、高低を逆にしない。
- Barolo の最大収量は 12 t/ha ではなく、通常もリゼルヴァも 8 t/ha である。
- Ghemme のリゼルヴァは 47 か月(木樽 36 か月)ではなく 46 か月(木樽 24 か月)で、47 か月は Gattinara の数字である。
トスカーナ(Chianti・Brunello)
Toscana の Brunello・Chianti・Vino Nobile・Morellino・Bolgheri の品種比率と熟成期間の数字が問われる。
要点
- Brunello di Montalcino DOCG は、Sangiovese 単一品種で造る赤で、他の品種を混ぜない。
- Brunello はオーク容器での熟成が最低 24 か月(容器の大きさは問わない)、瓶内熟成が最低 4 か月(リゼルヴァは 6 か月)である。
- Chianti Classico の Gran Selezione は Sangiovese 90〜100% で、30 か月以上(うち瓶内 3 か月以上)の熟成を経て出荷される。
- Chianti DOCG の基本規定は、Sangiovese 70〜100%、白ぶどう合計 10% まで、Cabernet 系合計 15% までである。
- Vino Nobile di Montepulciano DOCG は Sangiovese(現地名 Prugnolo gentile)を最低 70% 使う。
- Morellino di Scansano の riserva は Sangiovese 90% 以上で、2 年以上(うち木樽 1 年以上)の熟成が課される。
- Bolgheri Sassicaia DOC は Cabernet Sauvignon を 80% 以上とし、最低 2 年(うち 225 L 以下のオーク樽で 18 か月以上)熟成する。
ひっかけ
- Brunello に補助品種を認める 70% 枠は Vino Nobile di Montepulciano の規定で、Brunello は Sangiovese 単一である。
- Brunello のオーク容器での熟成は最低 12 か月でよいのではなく、24 か月である。
- Morellino の Sangiovese 85% は通常タイプの下限で、riserva は 90% 以上に引き上げられる。
- Carmignano の riserva の樽熟成は、通常タイプと同じ 8 か月ではなく、最低 12 か月である。
- Bolgheri rosso で 0〜50% に制限されるのは Syrah と Sangiovese で、Cabernet Franc は 0〜100% で制限がかからない。
中部イタリア(Orvieto・Offida 等)
中部イタリアの Sagrantino・Orvieto・Cònero・Offida・Frascati などの品種比率と熟成・出荷の数字が問われる。
要点
- Montefalco Sagrantino DOCG の Secco は最低 33 か月(うちオーク樽 12 か月)に加え、瓶内で 4 か月以上の熟成が必要である。
- Orvieto DOC は Trebbiano Toscano(現地名 Procanico)と Grechetto を合わせて最低 60% とする。
- Cònero DOCG は Montepulciano を最低 85%、Sangiovese を最大 15% とする。
- Verdicchio di Matelica DOC のぶどうの区域は、Macerata 県と Ancona 県の一部にまたがる。
- Torgiano Rosso Riserva DOCG は最低 36 か月(うち木樽 12 か月、瓶内 6 か月)の熟成を、収穫年の 11 月 1 日から数える。
- Offida の Pecorino と Passerina は各 85% 以上、Offida rosso は Montepulciano 85% 以上と、24 か月の熟成と瓶内 3 か月を要する。
- Cesanese del Piglio の Riserva は 20 か月以上(うち瓶内 6 か月)の熟成と、総アルコール度数 14.00% vol 以上が必要である。
ひっかけ
- Offida の白タイプは収穫年の 11 月 1 日ではなく、収穫翌年の 3 月 1 日以降に出荷し、11 月 1 日は rosso の熟成の起算日である。
- Colline Teramane の riserva は最低 3 年のうち木樽が 2 年ではなく、1 年以上である。
- Cerasuolo d'Abruzzo の主体は Sangiovese や Trebbiano d'Abruzzo ではなく、Montepulciano の 85% 以上である。
- Frascati は Trebbiano toscano 主体ではなく、Malvasia bianca di Candia 及び/又は Malvasia del Lazio を 70% 以上使う。
ピエモンテ他(Barbera・Gavi 等)
Piemonte の Gavi・Asti・Barbera・Dogliani・Nizza・Alta Langa などの品種比率、熟成、アルコール度の数字が問われる。
要点
- Gavi(Cortese di Gavi)DOCG は Cortese 単一品種の白で、Riserva は 1 年の熟成(うち瓶内 6 か月)が課される。
- Asti DOCG のロゼは Moscato bianco を 70〜90%、Brachetto を 10〜30% で合わせる。
- Barbera d'Asti DOCG は Barbera を最低 90% とし、他の非芳香性の黒ぶどうを 10% まで認める。
- Dogliani と Dogliani superiore は Dolcetto から造り、superiore の最大収量は 7.0 t/ha で通常の 8.0 t/ha より低い。
- Nizza DOCG は Barbera 100% の赤で、リゼルヴァは最低 30 か月(うち木樽 12 か月)の熟成を課される。
- Alta Langa DOCG の品種は Pinot nero 及び/又は Chardonnay を 90〜100% とし、区域は Cuneo・Asti・Alessandria の 3 県にまたがる。
- Brachetto d'Acqui の Passito は、最低総アルコール度数 16.00% vol のうち 11.00% vol 以上が実アルコールである。
ひっかけ
- Gavi のスプマンテの澱上滞留は、密閉タンク式が最低 6 か月、瓶内発酵が最低 9 か月で、逆にしない。
- Dogliani superiore の義務熟成は最低 12 か月で、24 か月ではない。
- Alta Langa のスプマンテの最低熟成は 18 か月ではなく 30 か月(リゼルヴァは 36 か月)である。
- Brachetto d'Acqui の総 11.50% vol は静かなタイプ、12.00% vol はスプマンテの規定で、Passito の数字ではない。
- Erbaluce di Caluso の Passito riserva は最低 48 か月の熟成で、36 か月は通常の Passito の期間である。
ロンバルディア(Franciacorta 等)
Franciacorta の熟成・品種・製法、Lugana の規定、Valtellina の熟成と品種、Oltrepò Pavese の品種構成が問われる。
要点
- Franciacorta の最低熟成は、通常 18 か月、Rosé と Satèn 24 か月、Millesimato 30 か月、Riserva 60 か月である。
- Franciacorta Satèn は Chardonnay を最低 50% とし、Pinot bianco を最大 50% 加え、Pinot nero は使わない。
- Franciacorta は瓶内での再発酵と sboccatura による製法で、Satèn は tiraggio 時の糖が 1 リットルあたり 20 g に限られる。
- Lugana DOC の白は Turbiana(Trebbiano di Lugana)から造り、区域は Garda 湖の南の Brescia 県と Verona 県である。
- Lugana は収穫翌年の 1 月 15 日以降に出荷され、Superiore は収穫年の 10 月 1 日から数えて 12 か月以上の熟成が要る。
- Oltrepò Pavese metodo classico の通常タイプは、Pinot nero を最低 70% とし、他の品種は 30% までである。
- Valtellina Superiore は Nebbiolo(現地名 Chiavennasca)を最低 90% とし、Maroggia・Sassella・Grumello・Inferno・Valgella の 5 つのサブゾーン名を表示できる。
ひっかけ
- Franciacorta の二次発酵は瓶内のみで、密閉タンクでは行えない。
- Lugana Riserva は 24 か月以上の熟成のうち、瓶内で必要なのは 12 か月ではなく 6 か月以上である。
- Oltrepò Pavese で Pinot nero を最低 85% とするのは「Pinot nero」の表示を付けるタイプで、通常タイプは 70% である。
- Valtellina Superiore の義務熟成は 36 か月(木樽 24 か月)ではなく、24 か月(木樽 12 か月)である。
- Sforzato di Valtellina の熟成は 24 か月ではなく最低 20 か月(うち木樽 12 か月)で、24 か月は Valtellina Superiore の期間である。
シチリア(Etna・Marsala)
Etna の品種比率と熟成、Marsala の産地・品種・熟成・糖分の区分、Pantelleria の品種が問われる。
要点
- Etna DOC の rosso は Nerello Mascalese を最低 80%、Nerello Mantellato(Nerello Cappuccio)を 0〜20% とする。
- Etna bianco superiore は Milo 市の区域のぶどうで Carricante を最低 80% とし、通常の Etna bianco は Carricante 最低 60% に Catarratto 0〜40% を合わせる。
- Etna の rosso の riserva は産地内で 4 年以上(うち木樽 12 か月以上)、スプマンテは 18 か月以上の澱との接触を要する。
- Marsala の最低熟成は、Fine 1 年、Superiore 2 年、Superiore Riserva 4 年、Vergine 5 年、Vergine Stravecchio 10 年である。
- Marsala のぶどう産地は、Trapani 県から Pantelleria・Favignana・Alcamo の 3 コムーネを除いた範囲である。
- Marsala の rubino は Perricone・Calabrese(Nero d'Avola)・Nerello mascalese から造り、白ぶどうを 30% まで加えられる。
- Marsala の糖分は、secco が還元糖 40 g/l 未満、semisecco が 40 g/l 超 100 g/l 未満、dolce が 100 g/l 超である。
ひっかけ
- Etna rosso の主体は Nero d'Avola ではなく Nerello Mascalese で、Carricante は bianco の主体品種である。
- Etna のスプマンテのロゼは Carricante ではなく Nerello Mascalese を最低 80% とし、Carricante 80% は bianco superiore の規定である。
- Marsala の ambra は rubino と同じ赤ぶどうではなく、oro と同じ Grillo・Catarratto などの白ぶどうから造る。
- Passito di Pantelleria は Grillo・Catarratto・Inzolia(Ansonica)ではなく、Zibibbo 単一で造る。
ヴェネト(Amarone・Soave 等)
Amarone・Soave・Bardolino・Recioto di Soave の品種比率、出荷時期、熟成、DOC と DOCG の区別が問われる。
要点
- Amarone della Valpolicella DOCG は Corvina 系を 45〜95%、Rondinella を 5〜30% とし、他の赤品種を合計 25% まで認める。
- Valpolicella Ripasso は DOC で、Amarone della Valpolicella・Taurasi・Franciacorta は DOCG である。
- Soave DOC は Garganega を最低 70% とし、Trebbiano di Soave と Chardonnay を合計 30% までとする。
- Soave の最低総アルコール度数は 10.5% vol、Soave Classico は 11.0% vol で、Soave は収穫年の 12 月 1 日以降に出荷できる。
- Amarone の通常タイプは収穫翌年の 1 月 1 日起算で 2 年以上、appassimento 後のぶどうは天然アルコール度数 14% vol 以上である。
- Bardolino は Corvina を 35〜95% とし、Corvinone は Corvina の代わりに 20% まで用いられる。
- Recioto di Soave DOCG の残糖は、最低 70.0 g/l と定められている。
ひっかけ
- Soave Classico は 12 月 1 日からではなく、翌年の 2 月 1 日以降に出荷でき、通常の Soave より遅い。
- Amarone の Riserva は 3 年ではなく、収穫年の 11 月 1 日起算で 4 年以上の熟成が必要である。
- Bardolino の Rondinella は 5〜30% ではなく 5〜40% で、5〜30% は Amarone della Valpolicella DOCG の規定である。
- Soave は Trebbiano di Soave 主体ではなく、Garganega 主体の白である。
南部本土(Taurasi・Primitivo)
南部本土の Taurasi・Greco di Tufo・Primitivo・Salice Salentino・Cirò などの品種比率と熟成が問われる。
要点
- Taurasi DOCG は通常タイプが最低 3 年(うち木樽 1 年)、リゼルヴァが最低 4 年(うち木樽 18 か月)の熟成である。
- Greco di Tufo DOCG は Greco を最低 85%、Coda di Volpe を最大 15% とする白である。
- Aglianico del Vulture Superiore の riserva は、収穫年から 5 年後の 11 月 1 日以降に出荷でき、木樽で 24 か月以上の熟成を要する。
- Primitivo di Manduria DOC の Riserva は 24 か月の熟成のうち、少なくとも 9 か月を木樽で行う。
- Salice Salentino の rosso と rosato(品種名なし)は Negroamaro を 75% 以上とし、他の黒ぶどうを 25% まで認める。
- Castel del Monte DOC の rosso は、Nero di Troia・Aglianico・Montepulciano をそれぞれ 100% まで使用できる。
- Cirò DOC の bianco は Greco bianco を最低 80% とし、他の白品種を 20% まで認める。
ひっかけ
- Greco di Tufo の主体は Fiano ではなく Greco で、Fiano を最低 85% とするのは Fiano di Avellino である。
- Aglianico del Vulture Superiore の riserva は、3 年後・木樽 12 か月ではなく 5 年後・木樽 24 か月である。
- Castel del Monte の rosso に、Salento 側の Primitivo・Negroamaro や Sicilia の Nero d'Avola・Frappato は挙がらない。
- Gaglioppo は Cirò の rosso と rosato の主体品種で、bianco には用いず、bianco は Greco bianco である。
Prosecco(DOC・DOCG)
Prosecco DOC の生産地域と製法、Conegliano Valdobbiadene の Cartizze と Rive の規定が問われる。
要点
- Prosecco DOC のぶどうの生産地域は、Veneto 州と Friuli-Venezia Giulia 州にまたがる 9 県である。
- Prosecco DOC のスプマンテは、自然発酵による密閉タンク(autoclave)での二次発酵で造る。
- Superiore di Cartizze の表示は、Valdobbiadene 市の San Pietro di Barbozza 地区のぶどうに認められる。
- Superiore di Cartizze・Rive・sui lieviti のスプマンテ用ぶどうは手摘みで収穫し、sui lieviti は 90 日以上経ってから出荷する。
ひっかけ
- Prosecco DOC の生産地域は、Veneto 州の 7 県や Treviso 県の丘陵地帯に限る範囲ではない。
- Prosecco DOC のスプマンテに、瓶内二次発酵や 9 か月の澱接触の義務はない。
- 最大収量は Cartizze が 12 t/ha、Rive が 13.0 t/ha で、Cartizze が Rive を上回るのではなく最も低い。
トレンティーノとフリウリ(Trento 等)
Trento の澱接触と品種、Ramandolo・Picolit・Lison の主体品種と使用比率が問われる。
要点
- Trento のぶどうは Chardonnay・Pinot bianco・Pinot nero・Meunier のいずれを用いてもよく、通常タイプは瓶詰めから最低 15 か月澱と接触させる。
- Ramandolo DOCG は Verduzzo Friulano(現地名 verduzzo giallo)を 100% 使用する甘口である。
- Colli Orientali del Friuli Picolit DOCG は Picolit を最低 85% とし、他の白品種を 15% まで認めるが Traminer aromatico は除く。
- Lison DOCG は Tai を最低 85% とし、同色の非芳香性品種を補助的に認める。
ひっかけ
- Trento の収穫年(ミレジム)の表示には 12 か月ではなく、白・ロゼで 24 か月以上の澱との接触が必要である。
- Ramandolo の品種は Picolit・Ribolla gialla・Friulano ではなく Verduzzo Friulano で、Picolit は別の DOCG の品種である。
- Picolit は 100% の単一品種を義務づける規定ではなく、85% 以上である。
エミリア=ロマーニャ(Lambrusco)
Lambrusco の産地ごとの主体品種と使用比率、Romagna Albana の品種構成が問われる。
要点
- Lambrusco di Sorbara DOC は Lambrusco di Sorbara を最低 60%、Lambrusco Salamino を最大 40% とし、他のランブルスコを合計 15% まで加える。
- Romagna Albana DOCG は Albana を最低 95% とし、他の白品種を 5% まで認める。
- Lambrusco Grasparossa di Castelvetro DOC は Grasparossa を最低 85% とし、他の Lambrusco と Malbo Gentile を 15% まで認める。
ひっかけ
- Sorbara の主役は Salamino ではなく Sorbara で、Salamino を最低 60% とする組合せは誤りである。
- Grasparossa の下限は 60% ではなく 85% で、60% は Lambrusco di Sorbara DOC の水準である。
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この論点の問題は、アプリで解けます
「ワインウカール」は、ソムリエ・ワインエキスパート一次試験(CBT)の対策アプリです。論点テキストはアプリの中の「論点で学ぶ」でも読めて、各論点の問題を解いて理解を確かめられます。二次のテイスティング・三次のサービス実技は対象外です。
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作り方について
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