スペイン・ポルトガルの要点とひっかけ(ソムリエ・ワインエキスパート 論点テキスト)
アプリの分野「スペイン・ポルトガル」にあたる10論点を、要点55本・ひっかけ31本にまとめました。
最終更新:2026年10月25日
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このページの論点
Duero・Toro・Rueda
Rueda・Toro・Ribera del Duero の品種と使用割合、最大収量、熟成期間と樽の条件の数字が問われる。
要点
- Rueda のリキュールワイン Dorado は酸化熟成を含め最低 4 年の熟成で、販売前の最後の 2 年以上は樫の容器に置く。
- Rueda の Pálido は辛口で、生物学的熟成を行い、販売前の最後の 3 年以上は樫の樽に置く。
- Rueda の垣根仕立ての Verdejo の最大収量は 10,000 kg/ha(72 hl/ha)で、株仕立ての 8,000 kg/ha より高い。
- Gran Vino de Rueda は、樹齢 30 年超の登録畑のぶどうから造り、畑の収量は 6,500 kg/ha 以下である。
- Toro の赤は Tinta de Toro 及び/又は Garnacha Tinta で造り、「Tinta de Toro」の赤は同品種を 85% 以上使う。
- Toro の Tinta de Toro の最大収量は 7,500 kg/ha(54 hl/ha)で、他の品種の 9,000 kg/ha より低い。
- Toro の pliego は、熟成期間を収穫年の 11 月 1 日から数えると定める。
- Ribera del Duero の赤 Crianza は総熟成 24 か月のうち、12 か月以上を樫樽に置く。
- Ribera del Duero は、Crianza・Reserva・Gran Reserva の熟成を容量 330 L 以下の樫樽で行う。
- Ribera del Duero の赤は Tempranillo(Tinto Fino・Tinta del País)を 75% 以上使う。
ひっかけ
- Rueda の垣根仕立ての Verdejo は 12,000 kg/ha ではなく 10,000 kg/ha で、12,000 kg/ha は Viura の値である。
- Toro の espumoso de calidad の澱接触は、6 か月でも 12 か月でも 15 か月でもなく 9 か月以上である。
- Ribera del Duero の赤 Crianza の樫樽は、国全体の規則の 6 か月以上ではなく 12 か月以上である。
- Ribera del Duero の白で 75% 以上を求められるのは Verdejo・Viura・Godello ではなく Albillo Mayor である。
Madeira・Vinho Verde
Madeira の強化の時期と醸造法、Vinho Verde の Alvarinho 表示・Palhete・果汁の度数・サブリージョンが問われる。
要点
- Madeira の強化は Malvasia が発酵開始の約 2 日後、Boal が 3 日目ごろ、Verdelho が約 4 日後、Sercial が発酵の終わり近くで、甘いほど早い。
- Madeira の強化には 96% vol の中性ワインアルコールを使い、強化後は約 17〜18% vol で、主要品種は Sercial、Verdelho、Boal、Malvasia、Tinta Negra である。
- サブリージョン名の表示に Alvarinho の品種名を使えるのは Monção e Melgaço だけで、専用の用語 Origem do Alvarinho も任意で認められる。
- Alvarinho を他品種と併記するなら製品の 30% 以上を Alvarinho にし、単独で表示するなら Alvarinho のみから造る。
- 赤ワインに白ぶどうを 15% まで加えた場合は、Palhete または Palheto の表示が義務である。
- 原料果汁の最低自然アルコール度数は 8.5% vol. で、サブリージョン名表示は 9% vol.、Alvarinho 表示は 11.5% vol. に上がる。
- Vinho Verde の 9 つのサブリージョンは Amarante・Ave・Baião・Basto・Cávado・Lima・Monção e Melgaço・Paiva・Sousa である。
ひっかけ
- 辛口・中辛口は bica aberta(果汁を搾って発酵)、甘口・中甘口は curtimenta(果皮と接触)で、甘口を果皮抜きとするのは逆である。
- Vindima Tardia は過熟ぶどうから造る遅摘みワインの用語で、白ぶどうの混醸とは関係がない。
- Cima Corgo はドウロの sub-região の一つで、Vinho Verde のサブリージョンではない。
スペインの制度(DOCa・pago・熟成表示)
スペインの Ley 6/2015 が定める DOCa・Vino de pago・IGP の表現と、Crianza・Reserva・Gran reserva の最低熟成が問われる。
要点
- DOCa を使える DOP の要件は、伝統的表現「denominación de origen」を義務的に 10 年以上使ってきたことである。
- pago の広さは、所在するどの市町村の面積よりも小さくなければならない。
- Vino de pago は、pago の名称が市場で 5 年以上使われ、ぶどうは pago 内の畑に由来して他のワインと分けて醸造・貯蔵・熟成する。
- IGP の下にあるワインの伝統的表現は、「vino de la tierra」である。
- 赤ワインの最低熟成は、Crianza 24 か月、Reserva 36 か月、Gran reserva 60 か月で、樫樽は容量 330 L 以下である。
- 白・ロゼの最低熟成は、Crianza 18 か月、Reserva 24 か月、Gran reserva 48 か月で、いずれも樫樽は 6 か月以上である。
ひっかけ
- DOCa の要件を、伝統的表現の義務的使用 5 年以上や、IGP として 10 年以上登録されてきたことと混同しない。
- Vino de pago は畑を所有しない醸造業者が名乗れるものではなく、畑の所有者(本人または組合員)が醸造し瓶詰めするのが原則である。
- Denominación de origen・Vino de calidad de…・Vino de pago は DOP の下の表現で、IGP の下の表現ではない。
- 白・ロゼの Gran reserva は 60 か月(うち樫樽 18 か月以上)ではなく 48 か月で、60 か月は赤ワインの数字である。
Rioja(区域・品種・収量・規定)
Rioja の subzona、品種表、最低アルコール度数、最大収量、ぶどうの色の比率、発泡性ワインの規定が問われる。
要点
- Rioja の区域は Rioja Alta・Rioja Alavesa・Rioja Oriental の 3 subzona で、Oriental は La Rioja 自治州と Navarra 自治州にまたがる。
- Documento único の品種表には、赤の Tempranillo・Garnacha tinta・Graciano・Mazuelo、白の Viura・Tempranillo blanco などが挙がる。
- Rioja の赤ワインの最低実測アルコール度数は、Crianza 11.5% vol、Reserva・Gran Reserva・Viñedo Singular 12% vol である。
- Rioja の通常の最大収量は赤品種 6,500 kg/ha、白品種 9,000 kg/ha で、Viñedo Singular の赤は 5,000 kg/ha と低い。
- Rioja の白ワインは白ぶどう 100%、ロゼは赤ぶどう 25% 以上で造る。
- Rioja の赤ワインは、除梗したぶどうなら赤品種 95% 以上、房ごとなら 85% 以上である。
- Rioja の espumoso de calidad は伝統方式で、ティラージュからデゴルジュマンまで同じ瓶で 15 か月以上置く。
ひっかけ
- Rioja のサブゾーンに Occidental・Navarra・Media はなく、Alta・Alavesa・Oriental の 3 つである。
- Rioja の最大収量は白が赤より多く、赤品種 9,000 kg/ha・白品種 6,500 kg/ha と逆にしない。
- Rioja の発泡性ワインは伝統方式だけで、密閉タンク式では造れない。
Priorat(品種・vila・rancio)
DOP Priorat の土壌・推奨品種、vila などの表示段階ごとの収量と使用割合、rancio、アルコール度数が問われる。
要点
- Priorat の栽培地は傾斜の強い山地にあり、土壌は石炭紀の粘板岩(licorella)が優勢である。
- 推奨される赤品種は Garnacha tinta と Cariñena(Mazuela、Samsó)の 2 つである。
- vino de vila の原料ぶどうは最大収量が赤 5,000 kg/ha・白 7,000 kg/ha で、基本の赤 6,000・白 8,000 kg/ha より厳しい。
- Gran Viña Clasificada は収量が赤 3,000・白 4,000 kg/ha 以下で、Cariñena と Garnacha を合計 90% 以上使う。
- Vino rancio は白または赤ワインを木製容器で酸化的に熟成させ、5 年以上、天然アルコール度数 15% vol. 以上で、強化は認められない。
- 赤ワイン(静かなワイン)は実測アルコール度数 13.5% vol. 以上で、白・ロゼの 13% vol. 以上より高い。
ひっかけ
- 白い石灰質のアルバリサ(albariza)は Montilla-Moriles の Moriles Altos の土壌で、Priorat の特徴ではない。
- Cabernet Sauvignon は認可品種にとどまり推奨品種ではなく、Graciano と Monastrell はどちらの品種表にも載らない。
- Cariñena・Garnacha の使用割合 90% を求めるのは最上位だけで、vila・paraje・Viña Clasificada の表示では 60% 以上である。
北西部(Rías Baixas・Bierzo)
Rías Baixas の品種表示と 5 つの subzona、Bierzo の赤品種・clarete の割合・Vino de Paraje の収量減が問われる。
要点
- Rías Baixas Albariño は Albariño 100% の単一品種で、品種の制限がない Rías Baixas とは別の表示である。
- subzona は Val do Salnés、O Rosal、Condado do Tea、Ribeira do Ulla、Soutomaior の 5 つである。
- Bierzo の赤品種は Mencía・Garnacha Tintorera・Merenzao・Estaladiña の 4 つで、赤ワインは合計 85% 以上使う。
- Bierzo の収量減は Vino de Villa が 20%、Vino de Paraje が 25%、Viña Clasificada が 30%、Gran Viña Clasificada が 35% で、上位ほど厳しい。
ひっかけ
- 70% 以上の規定は Condado do Tea(Albariño と Treixadura の合計)など subzona 名の表示のもので、Rías Baixas Albariño は 100% である。
- Ribeiro・Val do Umia・Ribeira do Miño は Rías Baixas の subzona ではなく、5 つ目は Soutomaior である。
- Graciano と Mazuelo は Rioja の品種表に載る品種で、Bierzo の赤品種ではない。
- clarete は赤ぶどう 40〜60% で、ロゼの赤品種 70% 以上や赤ワインの 85% 以上とは別の規定である。
Montilla-Moriles(PX)
Montilla-Moriles の Pedro Ximénez の使用割合と糖分、Amontillado の熟成、Fino の度数、認可品種が問われる。
要点
- Pedro Ximénez タイプは同名品種を 95% 以上使い、Moscatel タイプは Moscatel 種を 85% 以上使う。
- Amontillado は Fino に 5 年以上の生物学的熟成を施し、さらに 3 年以上の酸化熟成を行って造る。
- Pedro Ximénez の糖分は 272 g/L 以上、Moscatel は 160 g/L 以上で、日干し(asoleo)後の果汁の還元糖は 450 g/L 以上である。
- Fino の最低アルコール度数は通常自然に得られ、ワインアルコールによる強化は必須ではない。
ひっかけ
- Palomino Fino は Montilla-Moriles の認可品種ではなく、Palomino を主体とするのは Jerez-Xérès-Sherry である。
- Jerez の Pedro Ximénez は同品種の果汁 85% 以上で、Montilla-Moriles の 95% 以上とは異なる。
- 212 g/L は Jerez の Pedro Ximénez の残糖で、Montilla-Moriles の 272 g/L 以上と混同しない。
Cava(熟成・品種・甘辛)
DOP Cava の澱熟成の最低期間、認可品種、甘辛表示と残糖量、製法・表示の規定が問われる。
要点
- Cava の最低澱熟成は、Reserva が 18 か月、Gran Reserva が 30 か月、Paraje Calificado が 36 か月である。
- 認可赤品種は Garnacha tinta、Monastrell、Pinot Noir、Trepat で、白は Macabeo(Viura)、Xarel.lo、Parellada などである。
- Brut は 12 g/l 未満、Seco は 17〜32 g/l で、その間に Extra seco(12〜17 g/l)が入る。
- 伝統方式の瓶内二次発酵で澱接触は 9 か月以上、20℃で最低 3.5 bar、実測アルコール度数は 10.8〜12.8% vol である。
ひっかけ
- Tempranillo は Cava の認可品種ではなく、赤は Garnacha tinta など別の品種が認められている。
- Gran Reserva と Paraje Calificado の甘辛表示は Brut Nature・Extra Brut・Brut に限られ、Semi-seco や Dulce は使えない。
- Brut Nature は 3 g/l 未満(糖の添加なし)であり、Brut の 12 g/l 未満と混同しない。
Jerez(Fino・Oloroso・PX)
Jerez-Xérès-Sherry の各タイプのアルコール度数、熟成工程、Pedro Ximénez の規定、品種と熟成地が問われる。
要点
- アルコール度数は Fino が 15〜17% vol、Amontillado が 16〜22% vol、Oloroso が 17〜22% vol で、Palo cortado も 17〜22% vol である。
- Fino は全工程が生物学的熟成、Amontillado は生物学的熟成のあと酸化熟成、Oloroso は酸化熟成で造る。
- Pedro Ximénez は同品種の日干しぶどうの果汁を 85% 以上使い、発酵をスピリッツで止めて、残糖は 212 g/L 超である。
- 認められる品種は Palomino、Pedro Ximénez、Moscatel の 3 種で、出荷するワインは平均 2 年以上の熟成を経る。
ひっかけ
- 熟成の bodega は Jerez de la Frontera、El Puerto de Santa María、Sanlúcar de Barrameda に置き、Puerto Real は熟成地ではない。
- Moscatel は Moscatel 種 85% 以上で残糖 160 g/L 超であり、Pedro Ximénez の 212 g/L 超と混同しない。
Porto・Douro(Vintage・LBV)
Porto の Vintage と LBV の認証時期、特別カテゴリー(Colheita・Crusted・Reserva Tawny)、ドウロの sub-região の並びが問われる。
要点
- Vintage の認証は収穫の 2 年目の 1〜6 月で、販売は 2 年目の 5 月 1 日以降である。
- Colheita は単一収穫年で木樽 7 年以上、Crusted は複数収穫年のブレンドで瓶熟 3 年以上、Tawny の年数表記は 10、20、30、40、50、80 年と VVO である。
- ドウロの 3 つの sub-região は、河口側(西)から Baixo Corgo、Cima Corgo、Douro Superior の順に並ぶ。
ひっかけ
- LBV は Vintage と同じ 2 年目ではなく、収穫の 4 年目の 3〜12 月に認証され、Vintage より遅く瓶詰めされる。
- Reserva Tawny の木樽熟成は最低 10 年ではなく 6 年で、10 年は Tawny の年数表記の一つにすぎない。
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この論点の問題は、アプリで解けます
「ワインウカール」は、ソムリエ・ワインエキスパート一次試験(CBT)の対策アプリです。論点テキストはアプリの中の「論点で学ぶ」でも読めて、各論点の問題を解いて理解を確かめられます。二次のテイスティング・三次のサービス実技は対象外です。
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