チリ・アルゼンチン・ウルグアイの要点とひっかけ(ソムリエ・ワインエキスパート 論点テキスト)
アプリの分野「チリ・アルゼンチン・ウルグアイ」にあたる5論点を、要点34本・ひっかけ18本にまとめました。
最終更新:2026年10月25日
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このページの論点
チリ(DOの区分と産地名・補足表示)
チリの Decreto 464 が定める産地名と補足表示の割合、Región から Área までの階層と各産地の帰属が問われる。
要点
- Región・Subregión・Zona・Área の産地名を原産地呼称に使うには、表示した産地のぶどうが75%以上必要である。
- Andes・Entre Cordilleras・Costa を補足表示するには、該当する area 産のワインが最終ブレンドの85%(容量)以上必要である。
- Andes はアンデス山脈、Entre Cordilleras は中央の低地(Depresión Intermedia)、Costa は太平洋の影響を反映する語である。
- Valle de Casablanca 産のぶどうが85%以上で当局に申告済みなら、補足表示 Costa を使える。
- Región Vitícola del Sur の Subregión は、Valle del Itata・Valle del Biobío・Valle del Malleco の三つである。
- Valle del Rapel は Valle Central の Subregión で、Zona に Valle del Cachapoal と Valle de Colchagua を持つ。
- Secano Interior は、天水栽培(secano)の指定の area 産で、País または Cinsault のワインに限って表示できる。
ひっかけ
- Valle de Casablanca は Valle Central・Coquimbo・Sur ではなく、Región Vitícola de Aconcagua の Subregión である。
- Valle de Leyda は Casablanca の Zona ではなく、Valle de San Antonio の Zona である。
- Valle de Curicó の Zona は Teno と Lontué であり、Claro・Tutuvén は Maule、Cachapoal は Rapel の Zona である。
- Valle del Limarí の Área は Ovalle で、Vicuña と La Serena は Valle del Elqui、Illapel は Valle del Choapa の Área である。
アルゼンチン(IG・DOC・IP制度)
アルゼンチンの Ley 25.163 が定める IP・IG・DOC の違いと登録の制限、INV の登録簿に載る産地の帰属が問われる。
要点
- IG は一つの州の面積を超えない区域、または認定済みの州間の地域の名称で、Patagonia のように州をまたぐ例もある。
- DOC は、区域内産の Vitis vinifera を使い、原料・醸造・熟成・瓶詰を同じ限定された生産区域で行うワインに限られる。
- 一般名称とぶどう品種の名称は、IP・IG・DOC として登録できない。
- Ley 25.163 の適用機関は農牧水産食料庁で、INV を通じて全国で管轄する。
- DOC として登録されるのは Luján de Cuyo と San Rafael で、いずれも IG も併せて登録される。
- Valle de Uco は、Mendoza 州の San Carlos・Tunuyán・Tupungato の3 departamento からなる IG である。
- Cafayate(Valle de Cafayate)は Salta 州の IG として登録されている。
ひっかけ
- 真の産地を示しても、「〜風」「スタイル」「tipo」などを添えて登録名称を使うことは、認められるのではなく禁じられる。
- IP は品質ワインや選抜品種の上級ワインではなく、テーブルワインまたは地域ワイン(vinos de mesa・vinos regionales)に使う。
- IG の区域内で造ったワインは名称を使えるが、異なる DOC や IG の産地を混ぜたブレンドは使えない。
チリ(品質表示・分析値・品種表示)
チリ DO ワインの品質表示、品種・ヴィンテージの割合、残糖区分、産地の併記や原産地瓶詰めの規定が問われる。
要点
- Gran Reserva は、法定最低より1度以上高いアルコール分で、木材による処理を行ったワインに留保される。
- 品種名の表示にはその品種が75%以上必要で、Embotellado en Origen の語は DO を持つワインに限り使える。
- 全量が同一品種のブレンドでは、最大3つの region または subregión を降順に併記でき、最小の成分は15%以上である。
- Dulce(Doux・Sweet)は、残糖が1リットルあたり45グラム以上のワインの表示である。
- ワインの最低アルコール度は実アルコール度11.5度で、表示値との差は0.5度まで認められる。
- Noble は、貴腐(pudrición noble)のぶどうから造り、総アルコール度が16度以上のワインに留保される。
- Embotellado en Origen には、工場と畑が生産者の所有・保有地で DO の範囲内にあり、工程が連続して行われることが要る。
ひっかけ
- Clásico の伝統品種は Cabernet Sauvignon・Merlot・Carmenère・Cot などで、Pinot Noir は挙げられていない。
- DO を持たないワインでも品種名は表示でき、85%以上や一覧内の品種に限られず、75%以上で一覧外の品種も認められる。
- ヴィンテージの表示に必要なのは、85%以上ではなく、表示した年産のぶどうが75%以上である。
- 木材処理を行い0.5度以上なのは Reserva Especial、1度以上で処理が任意なのは Reserva Privada であり、Gran Reserva ではない。
ウルグアイ(Tannat・産地・VCP制度)
ウルグアイの Tannat の導入、主要産地、フィロキセラへの対策、VCP 制度(アルコール度・容器・表示)が問われる。
要点
- INAVI は、Tannat を1870年に Pascual Harriague がフランス南西部から持ち込んだ品種と説明する。
- Canelones 県は国内最大のワイン産地で、全国のぶどう・ワイン生産の約60%を担う。
- 大西洋の影響が最も強い地域は Maldonado と Rocha の両県にまたがり、Punta del Este は Maldonado にある。
- 1898年にフィロキセラが入ると、政府は被害樹を焼却し、アメリカ系の台木に接いだ苗への植え替えを義務づけた。
- VCP(Vino de Calidad Preferente)の最低アルコール度は、容量で10.5%である。
- VCP を消費者に売るときの容器はガラス瓶に限られ、瓶の容量は最大750 mL である。
- VCP の要件を満たさないワインは、主ラベルに「Vino Común」と表示しなければならない。
ひっかけ
- Tannat を持ち込んだのは Vidiella ではなく Harriague で、1898年は導入の年でなくフィロキセラが入った年である。
- Canelones 県の約60%は生産の割合であり、南部の地域に70%超が集中するのはワイナリーの数である。
- VCP のラベルに2品種を表示できるのは、合計85%以上のときではなく、表示した品種が100%を占めるときである。
- 醸造用ぶどうの最低価格を毎年定めるのは INAVI の理事会ではなく、INAVI の助言を踏まえた行政府(Poder Ejecutivo)である。
アルゼンチン(品種表示・熟成)
アルゼンチンの INV が定める品種表示の割合、Reserva・Gran Reserva の熟成期間とぶどう使用量、糖分表示が問われる。
要点
- ラベルに単一の品種名を表示するには、その品種のぶどうによるワインが85%以上必要である。
- 2品種または3品種を表示するときは割合の大きい順に記載し、10%未満の品種にはその割合を併記する。
- Reserva の最低熟成期間は赤が12か月、白とロゼが6か月で、ワインが醸造学的に安定してから数える。
- 白とロゼの Gran Reserva の最低熟成期間は12か月で、2011年の原文から改正された対象ではない。
- ワイン100リットルあたり、Reserva は135キログラム以上、Gran Reserva は140キログラム以上のぶどうが必要である。
- 糖分の表示は値の前に「Az. uva」を付け、g/l または%で表す。
ひっかけ
- 赤の Gran Reserva の最低熟成期間は、2011年の原文の24か月ではなく、現行の18か月である。
- 糖分の表示が義務になるのは、12グラムではなく、ぶどう由来の糖が1リットルあたり6グラム以上のときである。
- 2品種または3品種の表示は、合計75%以上や等量使用ではなく、表示した品種の合計が85%以上である。
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